映画作品紹介
うん、何?を
観たユーザーからのメッセージ
観たユーザーからのメッセージ
― メッセージ1
島根県の昔ながらの日本の風景と
なにげない日常と家族・友達への思いやり
普通が実は大切だときづかせてくれる作品です。
ある意味べたで王道かもしれませんが、私は感動で涙が止まりませんでした。
自分を見つめさせてくれる素晴らしい作品です。
私の中では今年度邦画№1です^^v
― メッセージ2
経済発展を遂げる近代都市から取り残された田舎。逆に、自然豊かな日本の原風景が残る、田舎では、なんでもない極く普通の日常生活が、実は素晴らしいものでもあることを再発見させる映画でした。
田舎の日常生活とは、映画ではヤマタノオロチ伝説が残り、祭り等の古いものと、現在の高校生達の学校生活、部活、淡い恋物語、進路の悩み、親の死と生命の誕生の命の継承、家業の継承等を淡々ととらえて、普通ってことが実は難しいことでもあり、また、実に素晴らしいものでもあることを描いているように感じた。
感動の映画でした。
― メッセージ3
実は2度観に行きました。
泣いて笑った映画です。こんな気持ちは久しぶりでしたよ。
無くした物に気づいた気がしました。
不思議な映画。というか、今どきこんなに純粋に作れるのか(資金が集まるのか)。映像の美しさは、間違いなく35ミリフィルムで撮影しているはず。しかもドルビーデジタル。こういう映画に出資した人に敬意を表します。
ストーリーも秀逸。というか恐らく島根の田舎の普通の日常を描いていると思うが、その普通さがどんなにかドラマチックに映る。いかに現実の社会が醜いことか。この映画を観てホッとする日本人が増えることを願う。いや、外国の人が観たら、こんな日本観たことな~~い。と驚くかも。
最近の日本映画では間違いなくナンバー1。語りすぎず、描きすぎず、映画ファンを映画館に引き戻すことだろう。全国で上映されることを望む。
音楽の浜田真理子って誰? こんなに素敵な音楽を知ったことに感謝です。
― メッセージ4
出雲三部作、拝見させていただきました。いやあ、錦織監督にはまってしまいましたね。完成度は年々高まっていまして、「白い船」から「うん、何?」そして「Railways」と順にテクニックは上がっていると思います。
しかし、底に流れる故郷への思い入れやテーマへの訴求意欲はどれも同じくらいに優れています。この「うん、何?」では是非男性に観てもらって、初恋の感覚を思い出して欲しいと思います。錦織作品のレビューに時折みられる「なぜか涙が浮かぶ」感覚は、故郷を想う感情によく似ています。それは初恋に対する想いも同様のものと感じます。いわば『懐かしさ』であり、それは自分がもっと若い頃のこと(場所、モノ、人)であり、同時に『二度とそこに戻れない』無常感、なのに心の隅にひっそりと、しっかりと残っているとても大切なものであり、今だに微弱熱を発している宝石のようなものとでも言いましょうか。
静かなストーリー展開ながら、シナリオも良く計算されています。昨今、原作もの映画化が多い中で、オリジナルでシナリオ作りしているあたりは、天晴れであります。一点だけ、願い橋で主人公の鉄郎は何を願ったのか、映画の中では明らかにされていませんが、答えのヒントはその後の鉄郎の行動にあるのだと思います。そして、さらにその後の行動は、神に対する抗議だと私は観ました。決して「初恋の成就」なんかではないのです。