映画作品紹介
RAILWAYSを
観たユーザーからのメッセージ
観たユーザーからのメッセージ
― メッセージ1
いきなり夢の無い話ですが「夢を追える条件」ってヤツが存在します。
それは、
・人生に於ける時間的余裕
・人生に於ける金銭的余裕
・夢を見続けるしつこさ
・そして、度胸!
本作は50歳を目前にした男がそれ迄のキャリアも捨て、地方電鉄の運転手に転職する物語です。
オイオイ、大丈夫かよ…と思うお話しですが、実話だそうです。
ご覧になった方はお分かりでしょうが、主人公は先に挙げた条件をほぼ満たしてるでしょ?
時間的余裕は無いけれど、だからこそ踏み切れたのかも…
主人公が「夢追い人」となる経緯は 納得できる、出来ない、観た人それぞれでしょう。
主人公の立場、伴侶の立場、子供の立場、どの目線で観るかに依ってもね…
実際、自分であれば考え込んじゃう状況です。
ただ、この作品が清々しい印象を与えるのは、登場人物が皆、自立している事と、主演の中井貴一さんが実に「鉄っちゃん」らしく、生き生きしている事が大きいです。
また、製作陣は本物の「鉄っちゃん」揃いですね。
電車の画に感情を込めて撮ってます!
そんなこんなが相まって、リストラ、老人の孤立、地域の高齢化、夫婦間の価値観相違 etc… と重たい背景を含みつつ、大人のおとぎ話っぽい作品になっています。
話は変わりますが、オタク界の一大勢力である「鉄オタ」は巨大マーケットと認識されている様ですね~ 本作「RAILWAYS」もシリーズ化されましたし、森田芳光監督の遺作もど真ん中の鉄っちゃん映画でした。
オタク映画は作り手の自己満足で終わっちゃうか、観客へのサービスに終始しちゃう作品が多くなるので観客は注意が必要ですが、本作は鉄っちゃん以外の人でも楽しめると思いますよ。
まぁ、自分は「鉄っちゃん」じゃないですが、総じてオタク気質なので断言は出来ませんが…
最後に、鑑賞後の感想ですが…「好きです。チョット前向きになれます。」となりました。
― メッセージ2
淡々と描いていく手法は、渾身と似ていた。
この監督独特の世界観なのだろうが、これが何とも心地良い。
とにかく台詞で語る映画が多い中スクリーンで映し出される画(え)によって感じさせようとしている。
人によって違う感じ方をするだろうが、何分かに1回のドンパチ映画に嫌気がさしている方にはこの映画の
素晴らしさは理解できるであろう。
とてもドラマチックな良い映画だ。
― メッセージ3
久しぶりに良い映画をみました。
いろんなとこで感動できて、いろんなことを気づかせてくれる。
そして登場人物ひとりひとりに共感できて感情移入しやすかったです。
……田舎の、一時間に一本しか来なかった電車の事を思い出してしまうそんな作品。
― メッセージ4
中井貴一さんのお父さん良いですね。
日本人典型的な仕事人間から幼いころの夢をかなえる。
うまくいきすぎているところもありまずが、温かい作品ということで許せてしまう。
道行く他人に親切に、親を大事に。
当たり前のことが今の世の中できていない。
心が洗われた感じがします。
映像は現代の作品には珍しく、きれいではありませんがそこがまた良いのでしょう。
夢を持つ事は大切である。
そしてその夢を実現する事は素晴らしい!
世のオヤジ達に夢と希望を与えてくれる!
・・・そんな映画です。